2010.05.26
挙式や披露宴に参列してくださった親しい人に、
幸せのおすそ分けをするシェアブーケ。
「シェア」という単語は、時々日本でも聞かれるようになりましたね。
例えば、「カーシェアリング(Car sharing)」。
通勤時、目的地がご近所同士で相乗りしたり、
同僚をピックアップしながら会社まで通ったり。
日本では、あまり見られないかもしれませんが、
アメリカなどでは、そういうケースが推奨されているようですね。
欧米のレストランにディナー行くと、
一人分の量があまりにも多いので、
「2人でシェアできますか?」
と頼むと、OKの返事をもらうことが多いようです。
ちょっと横道にそれました。
「シェア:share」というのは、「分け合う」といった意味で、
シェアブーケは、一つのまあるいブーケが分かれて、
数個の小さなブーケに生まれ変わります。
大抵は、大切なお友達にお渡しすることが多いのですが、
今回は、新郎新婦のご両親へのお渡し用です。
▲お母様方へ ▲花嫁さんへ
シェアブーケを作る時は、
分かれた状態のミニブーケの形を優先して、
大きなブーケに仕立てます。
けれど、花嫁さんからは、
「一つのものを家族で分けるので、
分けた後のブーケが、ちょっと変形していても、
それはそれで、意味のあることだと思います。」
というようなご依頼をいただいて、
ご家族への思いがいっぱい詰まったブーケが誕生しました。
結婚式は、ご両親やご家族への思いを再認識させてくれる、
そんな大切な儀式でもあるんだなあ と
改めて思った次第です。