プリザーブドフラワーは、フランスのヴェルモント社が、ベルギーとドイツの大学と10年間にわたる共同研究の結果、1991年に世界特許認定を受けました。
その後、有名フラワーデザイナーが、アレンジメントの可能性を広げる花材としてプリザーブドフラワーを取り上げた事も影響し、ヨーロッパ全土に広がりを見せるまで、そう時間はかかりませんでした。
フランスのベルディシモ社など数社が参入し供給体制が整うなど、ブーム到来の基礎が整い、特にヨーロッパの上流階級を中心に爆発的な人気を博しました。そして、長期保存できるプリザーブドフラワーは、ホテルなどの商業施設でも需要の高まりを見せ始めます。
欧米諸国を中心に発展した新しい技術であるプリザーブドフラワーですが、日本上陸後、瞬く間に多くのお花好きの女性を魅了しました。
美しいアレンジメントが長く楽しめることから、現在では、ウェディングブーケやギフトなどを中心に、フラワー業界の構造を塗り替えるほどの影響力を見せています。