プリザーブドフラワーは、プリザーブドフラワー溶液に浸して加工するため、虫が付かないと思われがちですが、まれに虫が発生する場合があります。
葉に付いた成虫は、プリザーブドフラワーの加工工程で処分することができます。しかし、虫が卵の状態で葉に付着していた場合、卵の硬い殻に保護され、幼虫を完全に死滅させる事が出来ません。
そのため、梅雨時期から秋にかけて、稀に、プリザーブドフラワーの葉物や枝物に虫が発生する場合があります。
もともと花材に付いている卵が孵化して虫が発生する事もありますが、自然界の虫がアレンジメントに付いて卵を産み付けることもあります。
プリザーブドフラワーに含まれる溶剤が虫の好みであるため、意外ですが、ドライフラワーよりプリザーブドフラワーの方が、虫が付きやすいようです。
虫を発生させないためには、涼しく乾燥した場所で保管していただくことをおすすめします。また、アレンジメントの土台(オアシス)などに、そっと衣類用の防虫剤を隠し入れていただくのも、虫除け対策になります。
プリザーブドフラワーに発生する虫は、バラなどの花類に付く事はなく、主に葉類を食い尽くします。もし虫が付いてしまったら、早めに虫食いの恐れのあるグリーン類をアレンジメントから抜いて処分してください。
グリーンを抜いて隙間が出来た箇所には、雑貨店やホームセンターで販売されているアート素材のグリーンなどを入れると、今までと違ったアレンジメントをお楽しみいただけます。