絵画、音楽など芸術の世界では、自分のスタイル(Style:様式)や技法を作り出すことが、成功のための最小限の鍵になると言われています。
スタイルや技法の追求は、自分自身を研ぎ澄ませて行くことでもあります。
好み、経験、感性、センス・・・、自分の人生の経験そのものが、独自のスタイルの形作っていくものであると考えています。
よろこびの森では、プリザーブドフラワーをはじめた2006年は「土の薫りがするプリザーブドフラワーアレンジメント」をコンセプトとしたナチュラルガーデンシリーズを、その翌年は、「幾何学的な造形」をモチーフをとした和風アレンジメント~和み~シリーズの充実というように、その年の課題コンセプトに基づいてデザインの制作に取り組んできました。
2008年から取り組むnewコンセプトは、フレンチテイストです。
フラワーアレンジメントの長い歴史の中でも、比較的新しいパリスタイル。パリスタイルには色々な解釈があるかもしれませんが、葉を多用したり、ブドウやリンゴなどの果実、そしてナチュラルなドライの実類をたくさん添えたアレンジメントと、よろこびの森では考えています。また、フランス的な花器や小物を使ったモダンな装いも特徴です。
よろこびの森が目指すのは、「お洒落で、大人かわいい花あしらい」を感じるパリスタイルです。
プリザーブドフラワーの美しい色合わせを基本に、エレガントな雰囲気、上品なゴージャス感、自然さ、カントリー調など、様々なフレンチテイストを感じるアレンジメントを制作していく予定です。
フランスの小さな街角にあるフラワーショップにある、素適なお花・・・。つい足を止めて眺めてしまいたくなる、そんな情景が目に浮かぶようなプリザーブドフラワーアレンジメントをご案内できたらと思います。
パリの街で見かける花雑貨みたいに可愛いタグが付けたり、ブリキの缶を使ったパリスタイルのアレンジメントや、時には、深い色合いの大人っぽいデザインなど、よろこびの森ならではのパリスタイルをご紹介する予定です。
ブランド名は「パリの街角」。
石畳の街並みにアコーディオンの音色が流れてくるような風景を想いながら制作するプリザーブドフラワーに、小粋なパリのエスプリを感じていただけるとうれしく思います。
平成20年1月26日