プリザーブドフラワー レッスン『よろこびの森』立体的造形の基礎力を身につけて、次へのステップアップにつなげます
アレンジメントは、高さ、横幅、奥行きをもつ立体的な造形です。
立体的な造形の基礎を身に付けておけば、作品にボリューム感や安定感が生まれます。
その基礎として、平面的な空間のバランス感覚を確実にマスターしておかなければなりません。
基礎はパターンの繰り返しで単調ですが、自由に楽しくアレンジメントをするためには欠かせないものです。
「ベーシッククラス」「アドバンスクラス」から始めた「基礎デザインレッスン」を繰り返し、自然にバランスの取れた造形ができるようになるまで練習します。
カリキュラムが進むにつれ、より掘り下げて基礎デザインを訓練します。その一部をご紹介します。
フラワーデザインのアプローチの仕方には色々は手法がありますが、基本となるのが三角形の平面配置です。
これが基本となり、高さ・奥行きが加わり、立体的な造形となります。
高さ方向に関しても、平面配置の基礎が活かされます。
安定した美しい比率といわれる平面分割の割合として「黄金分割」があります。美しさには、原理原則があります。
平面分割では、四角い面を直線または曲線を次々に分割して、美しく感じるプロポーションを作っていきます。
平面分割は、フラワーデザインの構成学はもちろんのこと、写真の構図やレイアウトの基本構成としても、是非基礎力を付けておきたいデザイン理念です。
色は、視覚を印象付ける大切な要素です。
フラワーデザインにおいても、意識的に色を認識しなければ、いいアレンジメトはできません。
色の組み合わせ、色から受ける印象の違いなどの基本に始まり、プリザーブドフラワーの色あわせを学びます。
デッサンは、対象をよく視、認識し、形を明確に捉える訓練になります。
絵の上手・下手は関係ありません。良く観察するという行為自体が、良いフラワーアレンジメントを作る礎になります。
レッスンでは、箱や球など、簡単な物体のデッサンを行います。
アレンジメントで基本となる立体系を、真正面、真上、真横から見た図を描きます。基本となるのは、生け花でも用いられる花型図によるものです。
高さ、幅、奥行きの感覚をしっかりと身に付けることで、大きな作品になっても、安定感のあるアレンジメントができるようになります。
