プリザーブドフラワーを、この手で直接お客様にお届けできたら・・・、梱包作業をしている時、いつも感じる事です。
綺麗に仕上げたアレンジメントだから、配送中に壊れたり崩れないように、細心の注意を払います。
たくさんの荷物を取り扱う配送業者さんにとっては荷物の一つであっても、お客様にとっては、届けられた荷物が唯一のお花だと思うのです。
だからこそ、輸送中の振動にも耐えるようにアレンジメントを作り、多少の衝撃でもお花が壊れないように、しっかりと梱包をしなければなりません。
アレンジメントによっては、梱包に多くの時間をかけなければならない時もあります。梱包作業は、単調で面倒な作業です。
しかしそうであっても、綺麗な状態のアレンジメントをお客様の元にお届けするためには、最後の大切な仕事なのです。
ラッピングした花器は、ダンボール製の土台にパッキング材やセロファンテープなどを使って、土台から簡単に外れないように固定します。
土台をダンボール箱にセットした後、箱を横に倒してアレンジメントが動かないことをチェックする出荷検査を行った後、プリザーブドフラワーを宅配業者さんに託します。
配送業者さんの両手に抱えられたダンボール箱を、「無事、お客様に届けられますように」と心に思いながら、お花を見送ります。
お客様にご注文いただいたプリザーブドフラワーは、お客様の元へお届けするまでに、いろんなストーリーが隠されているのです。