プリザーブドフラワーは生の花を原料としています。
生花を採取し、水の代わりに染料や保湿剤のグリセリンでできたプリザーブドフラワー溶液を花の力によって吸い上げさせ、フレッシュな質感を作り出します。
また、花の力によって吸い上げられているので、着色とは違って、一輪ずつ微妙に表情が違う自然な色合いが生まれます。
バラを例にとって、長く咲き続ける魔法のお花 プリザーブドフラワー、その作り方をちょっと覗いてみましょう。
花首を茎から切り取り、アルコール成分のある脱色剤に、取り浸して、樹液を抜きとり、脱色します。 花の組織が壊されずに加工されるので、プリザーブドフラワーに生まれ変わっても、柔らかくて、弾力があります。
脱色されたお花を、染料やグリセリンなどでできたプリザーブドフラワー溶液に浸します。
プリザーブドフラワー溶液は、食用の着色料などを使用しているため、人体には害はありません。
色素で色づけするので、どんな色にも染められるのが、プリザーブドフラワーの魅力です。自然界には存在しない、ブルーや黒のバラだって作れます。
形が崩れないように、乾燥させます。
プリザーブドフラワー加工した後のお花は、ガクまでしっかり染まります。だから、プリザーブドフラワーには茎がないんでしょうか。白色のバラに白色の茎と葉・・・、ちょっと不健康そうで、想像できないですよね。
箱などに、柔らかい緩衝材を入れて、保存します。通常は、一つ一つ丁寧に箱に詰められて販売されています。
プリザーブドフラワーは、花首だけなので、場所をとらない保存ができます。
一般的に販売されているプリザーブドフラワーのお値段は、原材料の生きたお花に手間のかかる加工をしているので、生花の2倍程度と高めです。