プリザーブドフラワーとドライフラワー。どちらも生花を加工したものですが、異なる特性を持っています。
ナチュラルな風合いを楽しめるお花として根強い人気のあるドライフラワーですが、色あせや経年劣化は避けられません。
また、生花を乾燥して作られたドライフラワーは、花に水分がないため、花弁や葉がしおれたような状態で、生花の鮮やかな色合いを失っています。
センニチコウなど種類によっては、生花と同じ色合いを保つものもありますが、プリザーブドフラワーと比較すると劣化が早く、飾っていると時間と共に色あせてきます。
プリザーブドフラワーもドライフラワーと同じく、生花を加工したものですが、生きたお花のように、柔らかくてみずみずしいのが特長です。
そのフレッシュ感は、切花を咲いた状態で溶液を用いて脱色し、別の溶液を用いて着色させた後、乾燥させるというプリザーブドフラワーの作り方にあります。
そのため、花弁は、触っても柔らかくてみずみずしく、生花と比べても遜色がないほど、色鮮やかです。
染色の技術を使うことで現実にはない色合いの花を作り出すことができ、プリザーブドフラワーには鮮やかで、豊富なカラーバリエーションが可能になっています。