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タグ・ホイヤー カレラからクロノグラフ エクストリームスポーツとトゥールビヨン クロノグラフ エクストリームスポーツが新登場

2025.05.07

今年の初め、私の同僚であるジョナサン・マクウォーターが、タグ・ホイヤーとポルシェの最新コラボレーションであるタグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ × ポルシェ963を紹介した。この時計のデザインは、確かにその目的に応じたアグレッシブなスタイリングであり、レーシングカーであるポルシェ963へのオマージュとして多くの要素が取り入れられている。963本限定と製作本数は多いが、タグ・ホイヤーのウェブサイトやほとんどのオンライン小売店ではすでに完売しているのが現状である。間違いなく、その多くはポルシェオーナーやモータースポーツファンの手首に渡っているに違いない。

クロノグラフ エクストリームスポーツの新しい4つのダイヤルバリエーション。

ポルシェとのコラボレーションは、あくまで本格的なラインナップへの前置きとしてリリースされたようだが、タグ・ホイヤーは本日、クロノグラフ エクストリームスポーツとして合計6本の時計を発表した。これは、クロノグラフ エクストリームスポーツの4つのバリエーションと、トゥールビヨン クロノグラフ エクストリームスポーツのふたつのバリエーションで構成されている。タグ・ホイヤー従来の“一体型”ラバーストラップ クロノグラフと比較して、新しいラインナップのケースはより立体的な造形を持ち、ウブロスーパーコピー代引き 優良サイトジョナサンが記事で触れているように、これは大きなプロファイルをスリムに見せるための重要な技術である。本作を例に挙げると、ケースの直径が44mm、厚さは15.1mmだ。ケースはサテンとポリッシュ仕上げが施され、ケース側面の沈み込んだ部分はコントラストのあるサンドブラスト仕上げを採用。タキメーター表示はマットブラックのセラミックベゼルに配置されている。4本からなるクロノグラフ エクストリームスポーツのすべてにおいて、裏蓋、プッシャー、リューズはすべてDLCコーティングが施されたチタン製であり、インタラクティブなパーツ(時計の操作に直接関わる部分)にはグレード5が、裏蓋にはグレード2チタンが使われている。

この“エクストリーム”シリーズ最大の特徴はダイヤルだ。ブランドによれば、この新世代のスケルトンダイヤルは視認性を向上させるために再設計され、ブリッジの多くにコントラストが強調されているという。ポルシェとのコラボモデルとは異なり、新しいダイヤルではクロノグラフカウンターの中身がくり抜かれており、各インダイヤルのインナーリングに目盛りが印字されている。オープンワークのデイト窓の背後には四角いホワイトスーパールミノバがあり、暗闇でも日付が見えるという巧妙な工夫が施されている。それぞれのカラーバリエーションでは、クロノグラフ秒針、インダイヤル、セコンドトラック、そしてデイト窓がアクセントになっており、とくに私が一番気に入っているのは燃えるようなオレンジのモデルだ。

クロノグラフ エクストリームスポーツの内部で時を刻むのは、最新のCal.TH20-00である。これはグラスボックス クロノグラフにも搭載された現行のクロノグラフムーブメントだ。

今回同じく発表されたほかのふたつの時計は、カレラ トゥールビヨン クロノグラフ エクストリームスポーツであり、1本はオールブラック、もう1本はローズゴールドのデザインである。どちらも直径44mmで、6時位置には日付表示の代わりにトゥールビヨンの開口部を設けている。このトゥールビヨン クロノグラフの構成は、すでにCal.TH20-09を搭載したグラスボックスバージョンで見たことがあるが、正直に言うとタグ・ホイヤーのトゥールビヨンにはこのアグレッシブなスタイリングがよりしっくりくると感じる。モノクロのチタン製クロノグラフにはブラックのフォージドカーボン製ベゼルが採用されており、一方のローズゴールドモデルにはブラックの目盛りが入ったポリッシュ仕上げのローズゴールドベゼルがマッチしている。

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ エクストリームスポーツモデルの価格は114万4000円からスタート。カレラ トゥールビヨン クロノグラフ エクストリームスポーツは364万6500円(ともに税込)からで、すべてのモデルが今月発売予定である。

我々の考え
まず最初に言っておくと、最近のカレラ グラスボックスの新しいデザインにすっかり心を奪われている。そのため、私はこれらのエクストリームウォッチのターゲット層ではない。これらは完全にモダンかつほぼ未来的でスケルトン化されたレーシングクロノグラフを求める顧客向けのものだ。ブランドが製品名で示しているとおり、まさにエクストリームなのだ。現行のタグ・ホイヤー スケルトン クロノグラフを見ると、時計のあらゆる側面に少しずつこだわりを足していることこそ、この時計の魅力を高めているように思う。

旧カレラ クロノグラフから新しいグラスボックスへの変化を追うと、多くの同様の変更点がこのエクストリームラインにも見られる。ラグが少しスリムになり、全体的にシルエットがより滑らかになっているようだ。唯一気になるのは、ラグとストラップのあいだに追加されたセンターリンクだ。この部分が、ケースのラグからラグまでの距離を強調しすぎる可能性があると思うのだが、ブランドはこのデザイン変更を特に考慮したと説明している。それでも以前のバージョンとは明確な視覚的差別化が図られており、再び言うが、これはまさにエクストリームだ。

closeup of blue
トゥールビヨンに関しては、この全体的なパッケージに共鳴するのは特殊な顧客だと思うが、この価格帯でこの複雑機構を備えたモデルはほかにない。タグ・ホイヤーは、400万円以下の価格帯でトゥールビヨンを発表した最初の大手ブランドのひとつ、もしくは唯一のブランドとして、私のなかでは強く結びついている。もしこれがほかの大手メーカーにも、同じ価格帯でトゥールビヨンを提供するきっかけになるのであれば、マーケットのリサーチとして非常に興味深い展開になるだろう。タグ・ホイヤーのほかのトゥールビヨン クロノグラフの売れ行きが非常に気になるところだが、タグ・ホイヤーがCal.TH20-09のバリエーションを継続的に発表しているということは、この戦略がうまくいっていることを示しているのだろう。

基本情報
ブランド: タグ・ホイヤー(TAG Heuer)
モデル名: カレラ クロノグラフ エクストリームスポーツ(Carrera Chronograph Extreme Sport)、カレラ トゥールビヨン クロノグラフ エクストリームスポーツ(Carrera Chronograph Tourbillon Extreme Sport)
型番: CBU2081.FT6274(クロノグラフブルー)、CBU2082.FT6275(クロノグラフオレンジ)、CBU2080.FT6272(クロノグラフブラック)、CBU2050.FT6273(クロノグラフローズゴールド)、CBU5080.FT6272(トゥールビヨンブラック)、CBU5050.FT6273(トゥールビヨンローズゴールド)

直径: 44mm
厚さ: 15.1mm
ラグからラグまで: 49.7mm
ケース素材: チタンまたは18K5Nローズゴールド&チタン
文字盤: スケルトン
インデックス: アプライド
夜光: あり、スーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: 中央にチタン製リンクを備えた一体型ラバーストラップ、チタン製フォールディングクラスプ

ムーブメント情報
キャリバー: TH20-00(クロノグラフ)/TH20-09(トゥールビヨン クロノグラフ)
機能: 時・分・スモールセコンド、クロノグラフ(クロノグラフには日付表示を、トゥールビヨン クロノグラフにはトゥールビヨンを搭載)
パワーリザーブ: 約80時間(クロノグラフ)/約65時間(トゥールビヨン クロノグラフ)
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
クロノメーター: なし

Pricing & Availability
価格: クロノグラフは114万4000円、DLC加工のクロノグラフは117万1500円、ゴールド&チタンのクロノグラフは171万6000円、チタンのトゥールビヨン クロノグラフは364万6500円、ゴールド&チタンのトゥールビヨン クロノグラフは457万6000円(すべて税込)
発売時期: 2024年9月
限定: なし

M.A.D.1Sは時計の世界を楽しませる最高峰のエンターテインメントウォッチだ

2025.05.07

友人やサポーターへの"感謝"としての時計、オロロジカルな遊び心を持つおもちゃ、あるいは数十年にわたる前衛的デザインの民主化など。どんな視点から見てもM.A.D.1シリーズは、もし幸運にも手に入れられたなら必ず笑顔をもたらしてくれる時計だ。

すでに1500名の幸運な人々のなかに自分が含まれているかどうか、分かっているはずだ。もし当選していたら、おめでとう。ただ選ばれなかったとしても落ち込む必要はない。今後もM.A.D. エディションから新作が登場するからである。まだ事情を知らない人のために説明すると、私はM.A.D. エディションのM.A.D.1のリリースが、時計業界における重要な転換点であったと本気で考えている。

MB&Fは、長年コラボレーションやコミュニティの旗手として知られてきたブランドだが、同時にアバンギャルドな高級時計に高額な価格が伴うことでも知られていた。MB&Fの時計を見るとその価格に納得できるだろう。スーパーコピー Nランク代金引換専門店複雑さ、仕上げ、技術力、デザイン、そして生産数の少なさが“高価さ”を物語っている。だがマックス・ブッサー(Max Büsser)氏に会って彼を知るうちに、これらの時計は価格や排他性を気にしてつくられたものではないことに気づく。アイデア、デザイン、対話、そしてコミュニティがすべてなのだ。

M.A.D.1S
M.A.D.1の登場は驚くことではない。これはMB&Fでありながらも、厳密にはMB&Fではない手ごろな価格の時計である。まるでマックス・ブッサー氏とM.A.D. エディションのチームが、まさに私のような人間のために手ごろな時計をつくってくれたかのように感じた。そういう意味では完璧だった。もちろん、一部の人々にとって2900スイスフラン(日本円で約50万円)という価格は、品質に対してやや高めだと感じるかもしれないとも言われていた。しかし自分にとってはその価格に不満はない。いずれにせよ価格そのものというよりも、その価格が何を意味しているかが重要だったのだ。

多くの人々がこの時計を熱望し、4つのバリエーションが発表された(“トライブ”向けの最初のブルーモデル、レッドモデルの2回の抽選、グリーンモデルの抽選、そして今年初めに登場したマルチカラーのコラボレーションウォッチ)。最初のふたつのレッドモデルの生産数3000本に対しては4万以上の応募があった。もちろん、欲しかった全員が手に入れられたわけではない(自分もそのひとりだ)が、この一連の取り組みそのものが非常に印象的だった。

M.A.D.1 Red
赤いM.A.D.1は初のM.A.D.1ではなかったが、一般の人々が購入できる初めてのモデルだった。それはとても大きな出来事だったと思っている。

時計を愛することは誰にでもできる民主的な行為だ。しかし時計を所有することは本質的にその反対である。確かに手ごろな価格のブランドはたくさんある。ただなぜか本当に欲しいと思う時計ほど、手が届かないように感じるものだ。金銭的な理由、入手の難しさ、限られた供給など、時計への愛を実際の所有に結びつけるための障壁は数多く存在する。M.A.D.1が特別だったのは、マックス・ブッサー氏がその現実を認めた点にあった。1万ドルのグルーベル・フォルセイや、1万5000ドルのフィリップ・デュフォー、5000ドルのウルベルクを想像して欲しい。それらがブランドの価値を損なわない形でつくられているとしたら、どうだろう。ブッサー氏が行ったのはまさにそれだ。彼は創造性を発揮し、これまで彼のデザインや物語、さらには彼の人柄に引かれながらも、レガシー・マシンやオロロジカル・マシンを手にすることが難しかった人々にも手が届く価格帯にまで引き下げたのである。民衆のためにつくられた、楽しくてエキサイティングなデザインだったのだ。

正直なところ、ほかのブランドならひとつのデザインにとどめ、いくつかのカラーバリエーションを追加し、それで終わりにしてしまったかもしれない。コミュニティへの“ありがとう”の気持ちとして、1度だけ感謝の意を表すのでも許されるだろう。実際、M.A.D. エディションもM.A.D.1で同じようなアプローチを取った。M.A.D.1はGPHGでチャレンジ賞を受賞し、いくつかのカラーバリエーションを追加した。そして私はこれからも、彼らが同じように、欲しい人全員に手に入るチャンスが来るまで続けるのだろうと思っていた。

Time to Love
M.A.D.1は今年初め、フランス人ファッションデザイナーであるジャン・シャルル・ドゥ・カステルバジャック(Jean-Charles de Castelbajac)氏と共同で製作した“タイム・トゥ・ラブ”エディションを発表した。Photo: courtesy M.A.D.Editions

実際、その計画はとても収益性の高いものであったはずだ。最近、シャネルがMB&Fの株式を25%取得した際に公表された財務報告によると、2023年の総収入は4550万スイスフラン(日本円で約77億6000万円)に達していた。だがさらに驚くべきことに、そのうち1015万スイスフラン(日本円で約17億3000万円)は昨年のM.A.D.1のバリエーション展開だけで得たものであった。しかし、Geneva Watch Daysに先駆けて新しいM.A.D.1 S(“S”はスリムの意)が発表された際、彼らが現状に甘んじるつもりはないことが判明した。誰も予想していなかったものを、さらに改良してみせたのだ。

MAD1S
M.A.D.1をまだ知らない人のために説明すると、この時計は本質的に時計版ハンドスピナーである。通常ダイヤルがある場所に、3本のアームからなるブレードローターが配置されている。この表現に悪意はまったくない。ある友人は、私が無意識に時計を巻いていることが多いと指摘していたが、M.A.D.1 Sではその“巻き”が新たな次元に達していると思った。適度な力で触れるとローターがしばらくのあいだ回転し続け、リューズのウェイトが手首の上でカタカタと動く感触が伝わってくることがある。その回転は意図的に引き起こすこともできるが、友人は私が何気なく手を動かしているだけで、ローターが勝手に回転しているのをよく目にしていたと言っていた。

M.A.D.1S
この時計の動画を投稿したところ、時計好きではない友人たちから何人か“いいね、でもどうやって時間を読むの?”と言われた。そこで、これは“ドライバーズウォッチ”と呼ばれる時計に近いもので、時間はケースの横(ミドルケース部分)で表示されると説明した。M.A.D.1では、時間が刻まれたバレルが回転し、それに矢印が指して時間を示す仕組みで、さらに15分ごとの目印も付いている。もちろん時間の精度が特別高いわけではないが、それはこの時計の本質ではない。時間を示す香箱はアルミニウム製で、ムーブメント外周の色に合わせて着色されている。新しいM.A.D.1 Sには“トライブ”メンバーだけが購入できるパープルと、抽選で購入権が与えられたアイスブルーのふたつのカラーバリエーションがある。

MAD1S
M.A.D.1 Sには、実用的で機能的な改良がいくつか施されているが、そのカギは名前に表れている。この時計はこれまでより20%以上薄くなっているのだ。この薄さは多くの時計で顕著だろうが、特に厚さ18.8mm、直径42mm、ラグからラグまで50.5mmというサイズから始まった時計の場合、その変化は非常に大きい。多くの人にとっては、着用が難しいほどの大きさだった。とくに比較的フラットな裏蓋とラグの配置が高さを際立たせていたため、M.A.D.1はまるで手首にホッケーパックを載せているような感覚だった。しかし42mmの幅で厚さが15mm、さらに30mの防水性能を備えたM.A.D.1 Sは、はるかに着用しやすくなっている。

M.A.D.1S
この数ミリを削減するために、M.A.D. エディションはM.A.D.1から時間を示す香箱を丸ごとひとつ取り除いた。以前は、時・分をより正確に表示していたのだが、今回のモデルはおおよその時間を知るための時計となった。私はこの時計をほぼ1週間着用したため、実際の使い勝手についてはあとで詳しく説明するが、理論上このトレードオフは完璧に理にかなっていると言えよう。

M.A.D.1S
上から見ると、ムーブメントやブレードローターが見え、ラグはケース本体の端から突き出している。このラグはかなり細くなり、全体のバランスが取れたシルエット」になっている。ローター自体はタングステンとチタンの組み合わせで十分な重さがあるため、回転がスムーズに行えるようになっている。またローターにはかなりの量の夜光塗料が塗布されている。もしUVライトを持ち歩くような時計愛好家であれば、夜には光を楽しむこともできるだろう。

M.A.D.1S Lume
今回の新作M.A.D.1 Sで、M.A.D. エディションは新しいムーブメントを発表した。これは最初のM.A.D.1が発売されたときには存在していなかった、改良されたラ・ジュー・ペレ G101だ。ブッサー氏の友人のひとりが、以前使用していたミヨタムーブメントのアップグレードとしてこのムーブメントを推薦したという。ラ・ジュー・ペレムーブメントはスイス製だ(ただ何人かの人々が控えめに指摘しているように、ラ・ジュー・ペレはシチズングループの傘下であり、日本企業が所有しているため、ある意味“同じファミリー”に属しているとも言える)。とはいえ、サイズの調整やスイス製ムーブメント(2万8800振動/時で駆動し、約68時間のパワーリザーブ)を搭載しながらも、ブランドは価格を2900スイスフラン(日本円で約50万円)に据え置いた。

M.A.D.1S
ローターが一方向に回転することこそ、あの“クルクル回る”特徴の実現には重要である。クラッチ機構も、ゼンマイが完全に巻き上がっている状態でもローターが回り続けることを可能にしている。また仕上げもミヨタムーブメントよりはるかに美しくなっている。ただローターが以前のモデルほど自由に回転せず、急に止まるという欠点もある。時計の回転軸を急に変えるとすぐに回転が止まってしまうのだ。推測だが、ラ・ジュー・ペレのムーブメントはおそらく寸法のばらつきが非常に小さくなっているのだろう。初期のM.A.D.1やミヨタムーブメントを搭載した時計を巻いたときの感覚はよく覚えているが、ローターから緩く取り付けられているようなガチャガチャした感じがよく伝わってきた。もし、あの止まらない回転が好きだったなら、このアップグレードにはその分のデメリットもあると言えるだろう。

M.A.D.1S
通常、時計をひっくり返すとムーブメントや裏蓋のエングレービングを見ることができる。しかしM.A.D.1シリーズでは、裏蓋自体が時計をラグに固定するための構造の一部となっている。ラグとスティール製ケースはそれ以外の部分では接続されていない。このデザインによる主な配慮は、時計全体をしっかりと手首に固定することにあるようだ。というのも、この時計をつける人はローターを回転させるために手首が頻繁に動くと予想されるからだ。また時計の奥行きの多くは、時間を表示する中空のアルミニウム製香箱によって占められており、これにより時計は軽量に保たれている。

M.A.D.1S
M.A.D.1S
リューズは12時位置(通常の時計で12時がある場所)に配置されている。時間を設定するためにリューズを使う際はストラップが邪魔になるため、おそらく腕から時計を外す必要があるだろう。このリューズはオリジナルよりも大きくて使いやすく、リューズトップ部分にはローターブレードのような形を持つカメがデザインされている。

M.A.D.1S
M.A.D.1S Lume
本作にはテキスタイル柄の快適なレザーストラップが付属するが、以前のストラップよりも薄く加工されており、つけ心地が向上している。ストラップのアクセントステッチは、M.A.D.1 Sの各モデルに合わせた色を使用。またこの時計は人に見せるために着脱を頻繁に行うことが多いため、デプロワイヤントクラスプが付いている。これにより着脱が簡単になり、実用性が非常に高くなる。ほぼ必須のアクセサリーと言えるだろう。ちなみにデラグス(Delugs)では、ラグ幅24mm(バタフライクラスプ部分で20mmにテーパーする)のM.A.D.1 Sに対応する、サイズ調整可能なラバーストラップを販売している。少し高価に感じるものの、私は購入するつもりだ。

M.A.D.1S
私は普段、“ダブルリスティング”(両の腕に1本ずつ時計をつけること)に強く反対しているタイプだ。まあダブルリスティングをする人に対して何かあるわけではなく、単に自分ではしないだけだ。しかしこの時計に関してはそのルールを破ってしまった(とはいえ短時間だが)。マックス・ブッサー氏と彼のチームが、Geneva Watch Daysのあいだこの時計を貸してくれたため、多くの人に見せて回る必要があると感じたのだ。この時計は楽しく、見る人を笑顔にしてくれる。ダブルリスティングをしない理由があるだろうか? とはいえ、この計画にはふたつの問題があった。

M.A.D.1S
まず、展示会のように次々とタイトな予定が入っている場面では、正確な時間を表示してくれる時計があると便利だということ。とくに通常のダイヤル配置に慣れすぎている場合だ。オリジナルのM.A.D.1を長時間つけたことはないが、たとえこのモデルが分単位の精度を欠いていたとしても、正確さを求めるよりも、このスリムさを選ぶということはないだろう。

M.A.D.1S
ほとんどの人は、反射的に通常ダイヤルがある場所を見てしまうため、“ドライバーズウォッチ”のデザインに慣れるには少し時間がかかる。それでもこの時計をみんなに見せたいと思い、右手首につけてみた。すると、右手首ではローターがより簡単に“回転”することに気づいたのだ。この時計をハンドスピナーのように回転させるにはちょっとしたコツがいるが、それは自分で見つけるしかない。ただコツをつかめば、その仕組みがしっくりくるはずだ。

ミヨタから新しいラ・ジュー・ペレムーブメントに変更されたことで、ローターが反時計回りに回転するようになった。オリジナルでは時計回りに回転していたためこの違いは興味深い。ローターを動かす角運動量を考えると、理にかなっている。左手首を上げるとき、肘の動きはより時計回りになりやすい。一方右手首を上げるときは、肘を中心に反時計回りの動きをする。手首を素早く上げて急に止めると、ローターが回転しやすいのもそのためだ。右から左へ素早くスナップさせるような動きでも、時計を高速で回転させることができる。まるで水切り石を投げるような感じだが、手首をあまり緩くしすぎて、時計をM.A.D.1 S フリスビーエディションにならないように気をつけてくれ。

M.A.D.1S
ロレックススーパーコピー代引きこれまでに技術的な詳細やビジネス上の決定について多くの議論がなされてきたが、それは私にとって本質的なポイントではない。Geneva Watch Daysの期間中、私はM.A.D.1 Sを常に持ち歩き、まだ時計を見たことがない人に見せて取り出していた。大手ブランドの人々(インディーズも含む)が時計を見せてほしいと頼み、何度も回転させようとしていた。イタリアのコレクターたちのテーブルで時計を回して見せたあと、ホテルのドアマンにも見せたところ、彼も興味を持っていた。よくある表現だがこの時計は本当に人々の顔をほころばせたようだ。

この記事が公開されるころには抽選が終了しており、幸運な1500名のなかに入っているかどうか、まもなく分かることだろう。もし当選していなくても、希望を捨てないで欲しい。M.A.D. エディションのラインは、今やマックス・ブッサー氏の活動において重要な存在となっており、将来的にM.A.D.1 Sの新バージョンが登場することに賭けてもいい。そしてさらにいいニュースがある。来年にはM.A.D.2が登場すると約束されており、この“狂気”が再び始まるのだ。

M.A.D. エディション M.A.D.1S。直径42mm、厚さ15mmのステンレススティール製ケース、ラグ幅24mm、30m防水。中央のムーブメントを囲むアルミニウム製プレート(パープルまたはアイスブルーのアクセント)、ケースエッジで回転する時間表示香箱。2万8800振動/時(4Hz)、約68時間パワーリザーブのラ・ジュー・ペレ製G101ムーブメントを搭載。カラーマッチのコントラストステッチを施した“レーシング”レザーストラップ。現在は1500本限定生産で、価格は2900スイスフラン(日本円で約50万円)

2025で見つけたお気に入りの時計

2025.05.07

Geneva Watch Daysは多様なブランドとその最新作が披露されるイベントだ。その多くはこちらで紹介している。数日間ジュネーブでの現地取材を行い、残った編集チームはInstagramやメールで最新情報を注意深く見守っていた。本記事では今年の夏のジュネーブショーで、各エディターが特に気に入ったモデルを紹介する。

さらにボーナスとして動画も用意した。現地でのチームの様子や、彼らが目にしたものをぜひご覧いただきたい。

タグホイヤースーパーコピー優良サイトベルネロン(Berneron) ミラージュ 34mm タイガーズアイ
BY BENJAMIN CLYMER
正直に言うと、私はこれまで1度もGeneva Watch Daysに行ったことがない。なぜかは分からないが、毎年タイミングが合わず参加できないのだ。だが最新情報には常に目を光らせている。なぜなら、それが私の仕事だからだ。今年は現地に4人のエディターが参加した。そして今回の開催は“非常に充実していた”と言わざるを得ない。

私見で何よりも強く印象に残ったのは、ウィリアム・マッセナの新しいコラボレーションモデルと(ジョナサンの選出)ダニエル・ロート トゥールビヨン(トニーの選出)、ジェブデ・レジェピの新しいグリーンダイヤルのミニット・イネルテ(Minute Inerte)、そして私の選んだシルヴァン・ベルネロンの最新作だ。これは、すでに素晴らしいミラージュウォッチに、まったく新しいキャリバーの搭載と、見事なタイガーズアイダイヤルを備えた34mmモデルである。明確にしておきたいのだが、この時計については正式なリリースが来週のため、まだ記事にはしていない。しかしこの時計はSNS上ですでにちらほらと姿を見せている。今回特別に許可を得たところ、ベルネロンも快諾してくれたため、このレポートに含めることができた。

34mm、新しい(シェイプ)ムーブメント、そして1枚の石からつくられたストーンダイヤル!

ベルネロンと彼の最初のミラージュウォッチは、世界中の洗練されたコレクターたちからすでに支持されている(男女問わず幅広い層に)。だがこの2作目のリリースは私をさらに興奮させた。サイズが小さくなり、まったく新しいキャリバーを搭載し、ストーンダイヤルを採用している。この新しいキャリバーは215と呼ばれ、とても薄く、最大約3日間のパワーリザーブを実現している。前作同様、キャリバー自体が非対称のケースシェイプに合わせてデザインされており、ベルネロンいわくこのデザインは同サイズの伝統的なラウンドムーブメントよりも性能を向上させるそうだ。

それはそれで素晴らしく、時計の製造方法に関心がある私のような人間にとっては非常に重要なポイントだ。しかしこの時計が本当に魅力的なのは、よりバランスの取れたケースである(34mmだが、個人的には36〜37mmのように感じる)。そして何より圧巻なのは、見事なストーンダイヤルだ。ホワイトゴールドにはアフガニスタン産のラピスラズリ、イエローゴールドには南アフリカ産のタイガーズアイが使われており、特に私は後者のモデルが気に入っている。この時計の凄いところは、スモールセコンドのレジスターですら1枚の石から手作業で彫り出されているところだ。通常、ストーンダイヤルのレジスターは別々に切り出されるものだが、これは非常にクールで繊細かつ美しい。

ベルネロンはすでにWGとYGのミラージュ 34mmの注文を受け付けているようだ。価格は4万8000スイスフラン(日本円で約815万円)で、2025年第4四半期からデリバリーを予定している。本当にカッコよくて美しい時計だ。

近日中にマークからの追加の写真と、トニーによるストーリーもお届けする予定である。

アルビスホルン×マッセナLAB(Albishorn×Massena Lab) マキシグラフ
マキシグラフは、1930年代(最初のヨットレースがジュネーブ湖で開催された時代)にもしモダンなレガッタタイマーが存在していたらどのような姿だったのか、という問いに対する答えを模索した時計です。この時計には39mmのスティールケースが採用されており、コンケーブ型のSSベゼルは、摩擦を利用して双方向に回転できる仕組みになっています。ケースはラグの内側を含め、ほぼすべてのエッジにポリッシュ仕上げの面取りが施された、高級感のある仕上がりです。この細部へのこだわりはサファイア風防にもおよんでおり、ケースに向かってカーブする部分であっても、視覚的な歪みがまったく生じないよう精密に加工されています。アルビスホルンはサファイアの利点を持ちながら、アクリル風防の見た目と質感を再現したいと考えた末、サファイア風防にありがちな白いリングが現れないよう工夫をしました。

内部には、ユニークなレガッタタイマーが特徴の自社製自動巻きキャリバーを搭載。このタイマーは、9時位置にある赤いアルマイト加工のモノプッシャーで操作しますが、これは親指で押すのに最適な位置とされています。同様にリューズの位置も手首につけたまま操作しやすく、かつ邪魔にならないように配置されています。ジュネーブでこの時計を短時間試着した際、その主張が的を射ていると体感しました。操作中、レトログラード式のレガッタタイマーはカウントダウンがゼロになると自動的に解除されますが、秒針はそのまま動き続け、タイマーがリセットされることはありません。さらにタイミングを計測していないときには、4時位置のインジケーターで時計が動作していることを確認できます。

この時計には心を奪われました。私見ですが、これは“ヴィンテージ風デザイン”の成功例だと思います。特定のディテールが気に入ったわけではなく、アルビスホルンが持つデザインプロセス全体の視点に引かれました。意図的なデザインに弱い私にとって、マキシグラフはその点で群を抜いています。時計のあらゆる要素が慎重に検討されたことがひしひしと伝わってくるのです。彼らはこのデザインを“イマジナリーヴィンテージ”と呼んでいます。それはまるで、時計が少しだけ違う形で歴史を歩んできたかのような感覚を与えます。聞いた感じ気まぐれに思えるかもしれませんが、実際には深く考え抜かれた判断と、興味深いウォッチメイキングがその背後にあると感じました。そうそう、言い忘れていましたが、これは約5000ドル(日本円で約70万円)で手に入ります。

オリス(Oris) ダイバーズ65 LFP リミテッドエディション
BY TANTAN WANG
すでに書いた時計を選ぶのは簡単すぎるかもしれないが、オリス ダイバーズ65 LFP リミテッドエディションを手に取ってレビューできるよう、特別にサンプルをリクエストしたのには理由がある。あまりネタバレはしたくないためぜひ記事を読んでもらいたいが、オリスが最も輝くのは、楽しさに全力を注いだときだと思う。それに加えてLFP リミテッドエディションは、まさに夏の終わりのリリースにふさわしい。


ダイヤルに手書き風の文字を使うコンセプト自体は新しいものではないが、この時計での使い方は本当に見事だと思う。気まぐれで遊び心がありながらも、嫌味がなく、ブランドがロゴまで手書き風のスクリプトに合わせている点にデザインへのこだわりを感じる。多くのブランドにおけるデザイン部門は、自分たちのグラフィックアイデンティティを絶対に守ろうとするが、オリスは自分たちをあまり堅苦しく考えていないことが伝わってくる。さらに素晴らしいのは、このデザインが優れた目的のために行われていることだ。

M.A.D. エディション(M.A.D.Editions) M.A.D.1 S
BY MARK KAUZLARICH
新しいM.A.D. エディション M.A.D.1 Sは、まさにGeneva Watch Daysのようなイベントで登場するのにふさわしい時計だ。同イベントは一般の人々にも開かれているが、基本的にはコミュニティ重視である。M.A.D.1自体も、そのコンセプトに見事にマッチしている。これは正確にはMB&Fではないが、“本格的な”MB&Fを買えない友人やファン、サポーターへの感謝の気持ちを表す方法だ。もしこれまでのM.A.D.1で終わっていたとしても、それで十分だっただろう。しかし彼らはさらに改良を加えた。よりスリムで洗練されたデザインにし、スイス製ムーブメントを搭載したのだ。それでも依然として楽しめる時計だ。これらの要素すべてが、MB&FとM.A.D. エディションがコミュニティを深く理解し、その存在に感謝していることをしっかりと伝えている。

すでにこの時計についてたくさん書いたが、少し詩的に表現させてもらえたら、私はとても幸運だと思う。HODINKEEでは時計がすべてだが、この仕事の醍醐味のひとつは、私たちが大切に思っている・興味を持っている、あるいは少し懐疑的に感じているブランドとの関係を築くことである。ときには大企業の一部としてひとりの担当者と会うこともあれば、そのブランドの背後にいる時計職人やデザイナーと知り合うことができる。

なぜほかのブランドよりもMB&Fと親しい関係になったのか、自分でもはっきりとは分からないが、チームやマックスと知り合ってからはそのことに感謝している。マックスのような人物とは時計以外のことを語り合っても、なぜ彼らがその仕事をしているのかがより深く理解できる。私の時計への情熱は、もちろん製品自体が優れていることが前提であるものの、ストーリーに基づくものだ。この特別な新作はまさにそのすべてを備えている。

ブルガリ(BVLGARI) セルペンティ パリーニ
BY MALAIKA CRAWFORD
またしてもセルペンティを選んでしまった。まあ…予想どおり? 私はこれを“きわめて忠実”と呼びたい。宝石がセットされた蛇のように巻きつくデザインへのこだわりについてどう思われようと、それはまぎれもなく本物の執着だ。セルペンティのことを考えない日はほとんどない。ヴィンテージのエナメルセルペンティや、彫刻が施されたコーラルカラーのセルペンティ、エメラルドの目を持つセルペンティ、小さなダイヤモンドがセットされたトゥールビヨンムーブメントのセルペンティなど、写真を見ながら午後を過ごすことだってある。

YGのパリーニは、セルペンティのなかでも宝石がふんだんに使われたモデルだ。頭と尾にはダイヤモンド、目にはペアシェイプのエメラルドがセットされている。鱗は小さなゴールドビーズで構成されており、カバサ(小さなビーズが付いた木製の打楽器)を思わせるデザインで、動かすたびにほんの少し揺れる。さらに、パリーニには手巻きのピコリッシモムーブメントを搭載している。すべてのセルペンティが機械式になる日を未だ待ち望んでいる!

イエローのパリーニコレクションは、“夢のなかで憧れる時計”として分類するしかないかもしれない。それはヴィンテージのエナメルセルペンティを手に入れるために、2000年代初期のヴィンテージプラダコレクション(それ以上のものも)のすべてを売る必要がない理想の世界である。でも、それで構わない。時計は所有しなくても心のなかで華やかな精神的逃避を楽しむことができるからだ。

もっと感情的なことを言えば、ダイアナ・ヴリーランドはかつて、“美しく若い女性たちについて語ることがファッションでは唯一語るべきこと。なぜなら、年を重ねるとそれはもはやファッションではなく、ただ似合うものになるからだ”と言った。しかしセルペンティはそうした年齢の枠や適切さの基準をはるかに超越し、存在している時計だと感じる。

セルペンティは持ち主の手首に合わせて形を変えてスタイルに寄り添う、華やかなオブジェだ。年齢の枠を超えて存在していることが、その魅力を一層引き立てている。まさに永遠のオブジェなのだ。私はパリーニを巻くし、母もパリーニを巻くだろう。そして、とてもおしゃれな85歳の祖母も同じくパリーニを巻くだろう。

ダニエル・ロート(Daniel Roth) トゥールビヨン ローズゴールド
BY TONY TRAINA
ダニエル・ロートが自分の好みかどうか、まだ確信が持てない。実際、リローンチプロジェクト全体に懐疑的だったかもしれない。だがブランドの新しいトゥールビヨンを初めて実物で見たとき、率直に言って、そのウォッチメイキング技術の素晴らしさに圧倒された。今年出た新しいローズゴールドバージョンは、昨年のスースクリプションモデルにいくつか微調整が加えられたもので、全体的により完成度の高いパッケージになっている。ムーブメントはサファイア製のシースルーバックをとおして見え、コート・ド・ジュネーブやブラックポリッシュが存分に堪能できる。最近SJXが言っていたようにその仕上げは、優れた小ロットの独立系時計メーカーと同様に高品質である。

一方でRGのケースとそれに合わせたダイヤルは、より暖かみのある印象を与えている。また基本的にはオリジナルのDR トゥールビヨンと同じだが、ケースが2mmほど薄くなり、つけやすさが向上している。ダニエル・ロートは既存のデザインを改良しつつ、高級時計の製造技術をしっかりと応用できることを明確に示した。トゥールビヨンを実際に見たあと、次に彼らが本当に新しいものをつくり出せるかどうかを確かめたくなった。

ウルベルク(Urwerk) EMC SR-71
BY JAMES STACEY
高額な時計を購入するなら、少なくとも特別なものだと感じたいものだ。最近発表されたウルベルクのEMC SR-71は、すでに特別な存在の時計(スタンダードなEMCには10年以上の歴史がある)に、実際のSR-71の素材を取り入れることで、その特別感をさらに高めた。SR-71を知らない人のために説明すると、これはアイコニックな偵察機であり、人類がつくり出した最もクールなもののひとつだ。今回の件に関しては@romig21のInstagramアカウントをフォローすることをおすすめする。彼はEMC SR-71の実現に関わっており、そのアカウントはとても素晴らしいものだ。時計に話を戻すと、このバージョンはリューズと巻き上げ用クランクハンドルが、回収されたSR-71 ブラックバードの素材でつくられている。SR-71好きの僕にとって、この時計はまさにツボだ。

EMC SR-71についてはぜひマークの記事を読んで欲しいが、要するに、10本限定のユニークなコンセプトウォッチであり価格もそれに見合った15万スイスフラン(日本円で約2560万円)という値段が付いているということだ。なおEMCとはエレクトロメカニカルコントロールの略である。時計には本物の光学センサーが搭載されており、電子オシレーターによって設定された基準に対して、テンプの動作を測定することができる。言わばケースのボタンを押すと時計の精度を確認できるという仕組みだ。この先進技術に、SR-71の要素とヴィアネイ・ハルターのアンティコアを戦術的にアレンジしたようなデザインが組み合わさって、僕の関心を引いたわけだ。しかしきっとこう思っただろう。“え、ドクサを選ばなかったんだ?”と。

ローラン・フェリエ(Laurent Ferrier) セリエ・アトリエVI クラシック・オート サンドストーン

クワイエットラグジュアリー。これがTikTokでトレンドになる前から存在していたのがローラン・フェリエだ。万人向けではないかもしれないが、一貫性という点では間違いない。一貫した美学、仕上げの素晴らしさ、そして価格の高さもまた一貫している。新作のクラシック・オートは、ローラン・フェリエの人気商品であるクラシックとスポーツ・オートのふたつのラインを融合させたモデルである。彼らのやり方が分かるだろう? 先週、この時計に関する感想を書いたが、新作時計のリリースやウォッチイベントという混乱のあいだに見逃したかもしれない。それもローラン・フェリエの魔法のひとつだ。気づかずにスクロールしてしまうこともあるが、多くのコレクターにとっては、これが今週最高の時計だといえる。

F.P.ジュルヌのクロノメーター・フルティフは、長年“入手困難モデル”

2025.04.23

F.P.ジュルヌには毎回驚かされる。いや、そもそも毎回驚かされているということ自体が、信じ難いことである。フランソワ-ポール・ジュルヌ(François-Paul Journe)氏という人物を思い浮かべるとき、私はどうしても、フランスとスイスの古典的な時計製造を現代的に再構築するその哲学と重ねてしまう。金色のムーブメント、精緻なクロノメトリー、思慮深いデザイン。これらは1歩間違えれば、無難すぎるブランドに陥りかねない要素である(具体的な名前は挙げないが、そうした例は確かに存在する)。トゥールビヨンやクロノメーター・レゾナンスという出発点から、彼がそのまま硬派路線に徹していたとしても不思議ではなかった。だが実際には、常に進化を続けてきた。そして70歳を目前にした今、フランソワ-ポール氏はかつてないほど“ブランドとしての個性”を楽しんでいるように見える。このクロノメーター・フルティフはその象徴的な存在であり、しかも素材はタングステンカーバイドだ。

まず触れておきたいのは、このクロノメーター・フルティフが(F.P.ジュルヌではしばしばそうであるように)Only Watchオークションのために製作されたクロノメーター・フルティフ・ブルーの開発を起点として誕生したという点である。オメガスーパーコピー 激安この特別なモデルは絶大な人気を誇るクロノメーター・ブルーを踏まえた1本であり、タンタル製のケースとブレスレット、そしてブルーダイヤルを備えていた。あのモデルは、私がこれまで“ぶっつけ本番”で撮影したなかでも、最も難易度の高い時計のひとつだった。その記憶があっただけに、今回の新作(ミラーポリッシュ仕上げでアントラサイトのエナメルダイヤルを備えたモデル)を撮影するのがジュネーブでの最初の仕事のひとつだと聞いたときは、少々身構えてしまった。だが実物を目にした瞬間、思わず声が漏れた。それほどまでに圧倒的だったのだ。

幸いにもその場にいたのは友人で、不快な思いをさせずに済んだ。だがそれでも、率直な感嘆が抑えられなかった。次に頭にかんだのは、「この価格差(クロノメーター・ブルーのおよそ2倍)にもかかわらず、クロノメーター・フルティフは、F.P.ジュルヌにおける“次なる主役”としてクロノメーター・ブルーの座をすぐに奪ってしまうのではないか」という考えだった。事実、クロノメーター・ブルーはあまりに人気が集中したため、すでに注文受付を停止している。そうなると、次にリストを閉じられるのはこのクロノメーター・フルティフなのだろうか?

Only Watchのために開発されたクロノメーター・フルティフ・ブルー。

“オールブラック”の時計というと、PVDコーティングが施されたモデルをつい思い浮かべてしまう。たとえばポルシェデザインのクロノグラフ1から、百貨店のメイシーズで見かけるような超手ごろな価格帯のモデルまで、その印象は幅広い。近年ではセラミック素材を採用するブランドが増え、製造もより一般化したことで、かつては高価な存在だったセラミック製ウォッチも、どこか手が届きやすいものとして認識されつつある。ロイヤル オークのセラミックモデルが話題をさらっていた当時と比べても、その印象は大きく変わった。

ここでいう“手が届きやすい”とは、価格そのものというより“オールブラック=安っぽい”というイメージが定着しつつあるという意味である。つまり“センスのない人が飛びつく安直なデザイン(cheap trick)”として捉えられたり、あるいは単に“見た目が安っぽい”と感じられたりすることが増えてきたのだ(もちろん、リック・ニールセン率いるロックバンドのチープ・トリックとは関係ない話である)。だがクロノメーター・フルティフは、そうした“ブラックの先入観”を見事に打ち破っている。価格も仕様も最上級でありながら、これまでにない極めて洗練されたかたちで“オールブラック”を成立させているのだ。

まず明確にしておきたいのは、この時計はコーティングされたものでもセラミック製でもないという点である。クロノメーター・フルティフは、サンドブラスト加工が施された直径42mm×厚さ9.5mmのタングステンカーバイド製ケースとブレスレットを採用しており、F.P.ジュルヌのラインスポーツコレクションの美学に則っている。ケースは丸みを帯びたポートホール(船の舷窓)型で、9時位置にはバンパー(ケースバックやベゼルリング、リューズと同じくタンタル製)が備えられている。ケースからなだらかに続く一体型の3連ブレスレットも特徴的だ。タングステンカーバイドは炭素とタングステンを高温で結合させることで生成される素材で、非常に硬く、サファイアに近い強度を持つ。

42mm径というサイズから受ける印象よりも、実際の装着感は控えめに感じられる。それはおそらくこのケースとブレスレットのずっしりとした重量によって、サイズ感よりも質量がこの時計の存在を主張しているためだと思われる。タングステンカーバイドはステンレスの約2倍、金に近い密度を持っており、実際に腕につけた感覚はプラチナ製の時計とブレスレットを身につけたときの感覚に近い。

そしてムーブメントだが、どこをどう見ても安っぽさとは無縁の仕上がりだ。Cal.1522はF.P.ジュルヌ初のセンターセコンドムーブメントでありながら、それだけにとどまらない深みを持っている。F.P.ジュルヌの素晴らしい点のひとつに、“ムーブメントの情報が本気で知りたい人”には惜しみなくそのすべてを開示してくれるというものがある。

このムーブメントは手巻き式で、18Kローズゴールド製。パワーリザーブは約56時間(誤差は±2時間)で、完全に巻き上げるにはリューズを38回転させる必要がある。ムーブメントのサイズは直径33.5mm、厚さ5.9mm……、それだけでなく、巻き上げ機構の高さ(2.2mm)や巻真のネジ径(0.9mm)まで公開されている。多くのブランドは振動数(このモデルでは2万1600振動/時)を明かす程度にとどまるが、F.P.ジュルヌはリフトアングル(52度)や慣性モーメント(10.1mg・cm²)、さらには振り角(12時間後の文字盤上向きで320度、24時間後で280度)まで開示している。これらの数値は大多数の人にとって意味をなさないかもしれない。だがそれでもなお、時計に情熱を注ぐ者へのリスペクトの表れとして、これ以上ない姿勢である。

これまでF.P.ジュルヌがセンターセコンドを避けてきた理由は、フランソワ-ポール・ジュルヌ氏自身のクロノメトリック(精度)への強いこだわりによる。センターセコンド機構には追加の歯車が必要であり、それが効率の低下につながるためである。だがこのCal.1522はその技術的ハードルを克服しただけでなく、パワーリザーブ表示とムーンフェイズ表示をケースバック側に搭載している。仕上げについても見逃せない。F.P.ジュルヌは装飾に全振りするブランドではないにせよ、このムーブメントはその哲学のなかで美しくまとめられている。地板にはサーキュラー・グレイン仕上げとグラン・ドールジュ(大麦の粒を模したギヨシェ)装飾、受けには面取りが施され、サーキュラー・グレインとコート・ド・ジュネーブが組み合わされている。スティール製の部品には、用途に応じてミラーポリッシュ、ヘアライン、またはサテン仕上げが施されている。

この時計の完成度を支えている大きな要素のひとつがブレスレットである。しかしフルティフ・ブルーに見られたようなシャープな外コマのデザインは採用されていない。推測するに、素材の特性上、そのような鋭角な加工が難しかったのかもしれないが、現時点でその理由は確認できていない。両開き式のクラスプは機能的には問題ないが、やや扱いにくく少々無骨に感じられる部分もある。だが最後に触れたいのは、何よりも印象的なディテールだ。

Instagramでは多くの人から、クロノメーター・フルティフの視認性について質問を受けた。4層構造のアントラサイトカラーでっミラーポリッシュ仕上げのエナメル文字盤は、F.P.ジュルヌのなかでも次なるアイコンとなり得る存在である。ウブロ コピー光の加減によっては真っ黒に沈むことがあり、不意に自分の顔が映り込むこともしばしばだ。だが、それの何が悪いというのだろう。実際のところ、この時計は非常に視認性が高い。ポリッシュ仕上げのシルバー針が、どの角度からでも光を捉えてくれる。目盛りが見えなくても、針の位置だけで時間はわかる。少なくとも、私にはそうだ。

リストショットは思ったような仕上がりにならなかった。クロノメーター・フルティフに“してやられた”感じだ。とはいえ、ほかのメディアで見かけた写真と比べてもこの“フルティフ=隠された”という名にふさわしい文字盤は、実物のほうがずっと暗く沈んで見える。それはむしろ好ましいポイントであり、私はこの少し秘密めいた感じがとても気に入っている。そして全体として見たとき、このモデルは魅力的で日常的にも使いやすく、そして何よりクールだ。価格は8万5000スイスフラン(日本円で約1440万円)と決して安くはないが、それでも納得はできる。確かにクロノメーター・ブルーが絶大な人気を集めているのは、4万スイスフラン(日本円で約680万円)前後という価格帯で、製造難度の高い文字盤とタンタル製のケースを得られるという“バリューの高さ”による部分も大きい。だが、このクロノメーター・フルティフもそのすべての条件を満たしている。そして個人的には、このモデルがそれだけ魅力的であればこそ、価格を重視する層の関心がクロノメーター・ブルーだけに集中する状況を少しでも緩和してくれるのではないか。そんな期待を密かに抱いている。

異次元の高精度、U.F.A.の名前を冠したグランドセイコー SLGB003&SLGB001

2025.04.23

このふたつの力強い新作は単なる時計の枠を超え、ブランドの未来を語る存在でもある。

時計は世の多くのプロダクトと同様、個々の要素が積み重なって成り立っている。しかしときにふたつの要素が、時計そのものの存在感を凌駕しかねないほどの関心を集めることがある。グランドセイコーのSLGB001とSLGB003は、見事な仕上げ、細部へのこだわり、美しいダイヤルといった、ブランドに期待される要素をすべて備えた堅実な新作である。しかし自らを誇示することの少ないグランドセイコーがゼンマイ駆動式の腕時計の精度の世界記録を更新した可能性が高く、時計コミュニティが長らく求めていた(ブレスレットの)スーパーコピー時計 代引き微調整機構つき中留を実現したとなると、細部に気を取られて全体の意義を見落としてしまうのも無理はない。

まず本作は(私が知る限り、そしてグランドセイコーが確認する限り)主ゼンマイを動力源とする時計として、世界でもっとも高い精度を誇る時計である。そう、これは水晶振動子を搭載したスプリングドライブムーブメントだが、年差±20秒(そう、1年間の誤差である)という数値はグランドセイコーが数十年にわたり積み重ねてきた努力の結実と言ってよいだろう。

1969年、グランドセイコーは月差±1分の初代V.F.A.(Very Fine Adjusted)ムーブメントを発表した。そして56年後の現在、Cal.9RB2(Ultra Fine Accuracy、略してU.F.A.)においてその36倍の精度を実現している。またグランドセイコーの現行機種で高精度を誇るCal.9R86と比較しても、その9倍の精度を持つ。このムーブメントは72時間のパワーリザーブを備え、サイズは直径30mm×厚さ5.02mmと極めてコンパクトである。2025年のWatches & Wondersではいくつかの発表を見逃してしまっている可能性があるが、この1本だけで今年のハイライトと呼ぶに値する。しかし、グランドセイコーはそれで満足しなかった。

新型ムーブメント、Cal.9RB2。

2024年秋、グランドセイコーの製造現場を視察するために日本を訪れた私は、セイコーウオッチの内藤昭男社長にインタビューした。用意していた質問をすべて終えたころには、約束の時間が迫りつつあった。すると内藤氏がこう尋ねてきた。「さて、本当に知りたいことは何ですか?」。私は、「そうですね、せっかく話を振ってくださったのですから、ブレスレットについてお聞かせください」と答えた。

内藤氏はもちろん、グランドセイコーのブレスレットがブランドの課題となっている、という顧客の声を十分に理解していた。彼はLinkedInの投稿で、特に微調整機構つき中留の導入を含めて改良が進行中であることを認めており、その発言は時計愛好家のあいだでちょっとした話題となったのだ。この件について、内藤氏は次のように語った。「まだ完全に実現しているとは言えませんので、具体的な導入日程を策定中です。ただ、構想自体はあります」。今となっては、それはもはや構想ではない。現実のものとなり、しかも非常によくできている。

新たに導入された3段階の微調整機構つき中留は、新開発の高密度チタンブレスレットに6mmの可動域をもたらしている。またクラスプの内側、バンドを起こして端部のコマをつかんで押し込むことでロックが解除され、スムーズにスライドし、所定の溝でロックされる仕組みだ。下の画像の時計は私の手首サイズには合っていなかったが、調整によって問題なく装着できた。

特筆すべきは、このブレスレットがすべてのモデルに即座に採用されるわけではなく、“雪白”、“白樺”、“春分”といったコレクターに愛される既存モデルに遡って搭載される予定もないという点である。また、このブレスレットのテーパーは20mmから18mmと控えめで、もう少し絞り込まれていたほうがよかったと感じる人もいるかもしれないが、私はこの仕様で十分だと感じている。グランドセイコーには、ロレックスにグランドセイコーのダイヤルを乗せただけのような存在にはなってほしくない。彼らには彼らなりのケース設計のバランスがあり、それはきちんと機能しているのである。

一見するとほかのグランドセイコーと大差ないように見えるために、SLGB003(およびブレスレットを備えないプラチナケースのSLGB001)に搭載されたふたつの重要な進化点を見過ごしてしまう人もいるだろう。これが好ましいことなのか、それともダイヤルにもう少し個性をもたせてほしかったと感じるべきなのか、私自身まだ判断がつかない。同様の疑問は2024年に発表されたIWCのエターナルカレンダーに対しても抱いたが、最終的にはその控えめなデザインに次第に惹かれるようになった。151万8000円(税込)という価格は、競合モデルと比較しても非常に魅力的である。

ダイヤルは、グランドセイコーのスプリングドライブを製作する“信州 時の匠工房”の東に位置する霧ヶ峰高原の樹氷を表現したものだと言われているが、見た目としてはヘリンボーン柄のようにも見える。ホワイトダイヤルのほうが汎用性が高く、販売実績も良好だという研究結果もあるが、私はこのムーブメントとブレスレットを用いて今後どのような展開がなされるのかに強い関心を抱いている。私が今回のリリースに特に期待を寄せているのは、時計そのもの(もちろん非常に完成度は高い)というよりも、これを起点とした将来的な可能性にほかならない。

U.F.A.スプリングドライブ Cal.9RB2については、Watches & Wonders特集が落ち着いたのちに改めて詳しく紹介したい。ここでは、まずその概要をお伝えする。本ムーブメントは72時間のパワーリザーブを備え、スケルトンローター越しにパワーリザーブ表示が確認できる構造となっている。ムーブメントには3ヵ月間にわたってエイジングされた水晶振動子が使用されており、新たに設計されたIC回路には各個体の時計および水晶振動子に個別に対応した温度補正プログラムが組み込まれている。これらの水晶振動子とICは真空密閉されており、温度差の影響を最小限に抑えるとともに、湿度、静電気、光などの外的要因から保護されている。その結果、極めて高精度な温度制御と安定した動作を実現しているのだ。さらにスプリングドライブとしては初めて、アフターサービス時に精度の調整を行うための緩急スイッチが搭載された。

Grand Seiko UFA Movement
Grand Seiko UFA
緩急スイッチは、上方12時付近に用意されている。

Grand Seiko UFA
水晶振動子は1時位置のネジの近くにある。

Grand Seiko UFA
パワーリザーブ表示。

SLGB001とSLGB003は、あえて直径37mm×厚さ11.4mmというサイズで設計されている。これは一般の消費者にとって、必ずしも実用的とは言いがたいものかもしれない。確かに日本国内では受け入れられるだろうが、北米市場ではむしろ39mm径のほうが好まれた可能性もある。だが私の視点から見れば、本質はそこではない。ポイントは、“小型の時計はここまで作れる”という技術的な実証にある。技術的にはさらに小型化も可能だったはずだが、グランドセイコーはあえてこのサイズにとどめ、チタンとプラチナという素材を用いながら、なおかつ10気圧の防水性能を確保してみせた。

SLGB001は興味深い時計であり、ロレックス コピー550万円(税込)という価格設定にもかかわらず、全80本がすぐに完売すると見ていいだろう。アイスブルーのダイヤルはひときわ目を引く色合いであり、ケースサイズも多くの人の手首に無理なく収まるバランスに仕上がっている。

実のところU.F.A.の活用例として、本作がもっとも適しているかというとそうでもないと思う。今後の展開に大いに期待したいところだ。では、グランドセイコーのコレクションのなかで装着性の面で最も課題を抱えているモデルは何だろうか? 私に言わせれば、それはダイバーズウォッチである。SBGA463は直径44.2mm×厚さ14mmと、かなりボリュームのあるケースサイズだ。だが、もしグランドセイコーのダイバーズが直径39mm×厚さ11.5mmのケースに100m防水を備えていたら? あるいは、直径40mm×厚さ12.5mmで200m防水のモデルだったらどうだろう? そこに超高精度ムーブメントと微調整機構つきクラスプが加われば……かなり本気で、グランドセイコーのダイバーを初めて購入することになるかもしれない。

スティール製で、ダイヤルはブラック、ベゼルはダイバーズベゼルだとしたらどうだろう。とても似合いそうだ。

今回のWatches & Wondersにおける2本の鮮烈な新作は、プロダクトそのものではなく、その先に広がる未来の可能性を感じさせる……、そんな稀有な例となった。SLGB001とSLGB003は、多くの顧客にとってまさに理想の1本となるだろう。だがそれ以外の人々にとっても、この先に続く展開には、大いに期待していいだけの余地が残されている。

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