【メリアの髪飾り】ヘッドパーツを注文・オーダーする前のチェック項目５点

結婚式や披露宴で、大輪の花を使いたいと思う花嫁さまの願いをかなえるのが、「メリアの髪飾り」です。
メリアは、綺麗な花びらだけを重ね合わせて、大きくてボリュームのあるお花に仕立てることで、バラなら「ローズメリア」、百合なら「リリメリア」と呼びます。

ローズメリアは、生花、アートフラワー、プリザーブドフラワーで作れますが、仕上がりや値段が変わってきます。

生花のメリア

生のお花はお水がなければ、しおれてしまいますよね。
１枚の花びらごとに、花びらが乾燥しないように水を含ませた綿を針金で巻き込んだパーツを作り、それを寄せ合わせてメリアを作ります。
けれど、水をしっかりと吸い込まなかったりすると、花びらがしおれる事があります。

それから、花びらを元の花からちぎったり、花びらに針金をかける作業で花びらに負担がかかって、痛みやすくなります。
作りたては綺麗でも、時間がたつと花びらの端から茶色くなったり、十分な水が花びらにいきわたらなくてしおれた感じになります。

生花のメリアは手間と神経を使って作られる、言い換えれば技術がある人しか作れないので、どうしても高価になってしまいます。

生花のメリアの一番の魅力は、自然のお花を使っているということ。
命のあるお花の美しさ、それは限られた時間のものでしかありません。
でも、短い命だけれど、何物にも変えがたい美しさを求めるならば、それは生のお花でできたメリアしかありません。

アートフラワーのメリア

アートフラワーは、布やプラスティックを加工・着色した人工のお花なので、枯れたりしおれる心配がありません。
上質のアートフラワーであれば見た目にも生花と変わらないのと、アートフラワーの値段が高くないので、手ごろな値段で購入できます。

作り方は、針金をかけた花びらをまとめ上げたり、接着剤で花びらを重ねて大きくしていきます。
アートフラワーは多少手荒に扱っても傷つくことがないので、作り手の技術に左右されることがすくないので、お花を扱ったことのない人でも手軽に作れます。

けれど「アートフラワーは、自然じゃないし、人工的で安っぽい感じがする。」とアートフラワーを好まれない花嫁さまが多いのも事実です。
けれど、軽くて丈夫、しかも手軽な値段で手に入るので、予算を抑えたい花嫁さまにはおススメだと思います。

プリザーブドフラワーのメリア

生花を枯れないように加工したプリザーブドフラワーだから、生花のようにお水に必要がありません。
メリアは、プリザーブドフラワーのようにお水がいらないお花だからこその手法なのです。

とは言え、プリザーブドフラワーの花びらもやわらかいので、取り扱いがむずかしいのです。
プリザーブドフラワーは時間がたつと、花びらがふんにゃりしてくることがあります。
だから、花びらを一枚一枚ばらばらにして大輪の花にするメリアでは、作り手の技術で仕上がりの美しさが違ってきます。

次の写真は、私が始めて作ったメリアです。
ここで公表するのはとても恥ずかしいのですが、技術がないのがよく分かります（汗）
花びらがうねって、ばらばらした感じですよね。

プリザーブドフラワーの花びらを使うと、作りたてでも花びらが波打って、あまり美しく見えません。
技術がない人がつくるメリアは、はっきり言って綺麗ではありません。
なので、プリザーブドフラワーのメリアを検討している花嫁さまは、次のことをよく確認して、購入するかどうかを決めるてくださいね。

・花びらがピンと張って、フレッシュ感があるか
----→花びらをきちんと加工すればよれずに、いつまでも綺麗なままです。

・花びらが中心から同じように広がっているか
----→ある部分に集中的に花びらが寄っていないか、バランスがよいかを確認しましょう。

・中央が高くて、なだらかに花びらが下がっているか
----→平面的（外径に対して、高さが少なくなる）なメリアは、髪に付けると円盤のようになります。

綺麗で美しいメリアを選ぶポイントは、
・綺麗な波形とボリューム感がある
・ある程度の高さがあって、ボリューミー
の２点を見れば、メリアの良し悪しが分かると思います。

ヘッドパーツの場合、高さの少ないメリアだと頭のカーブに添いすぎて、髪の毛にへばりついたような雰囲気になってしまいます。
ちょっと高さがありすぎたかな？　と思う程度が丁度良いですよ。

【メリアの髪飾り、ヘッドドレス関連記事】
プリザーブドフラワー メリア仕立ての髪飾り・ヘッドドレス

 

 

 - ブログ, 花冠、髪飾り プリザーブドフラワー, メリア, 花冠, 髪飾り